日記メイン。雑感や管理人tokiwailm(常盤いるむ)の落書きや【ぴく悪】など。サイコ○トラー某は関係ありません。


by tokiwailm

「ザ・駄菓子百科事典」

タイトル:ザ・駄菓子百科事典
著者:串間努、発刊元:扶桑社。

まず、これは事典ではないです。
事典というと五十音順に品物の説明が並んでいそうですが、
(私も手にとった時実際そういう本かと思ってました)
これは著者の駄菓子についての一家言の他は若干写真がある程度で、
大部分が駄菓子の販売元へのインタビュー文で占められています。
しかしこのインタビューが内容充実で侮れません。
登場するのは現在でも人気のある駄菓子の開発元で、
貴重な歴史や経緯などが述べられています。

例えば「都こんぶ」。
最初は捨てられるはずのコンブの切れ端を加工し、駄菓子として売り出した物。
最初はパッケージもなく紙芝居屋で配られるような物だったそうですが、
人気が出てからは切れ端が足りず、普通のコンブを使うように。
それでは値が張るわけですが、あえてここで味にこだわる道を選び、
現在では高級コンブが用いられているとか。

他にも
昔はカラーひよこも作っていたという「よっちゃん」の発売元。
ダイヤ改正があるたびにわざわざ国鉄(現JR)に確かめ新調していた「切符セット」。
実は700種類もメッセージがあるという「点取り占い」。
他にも人気商品開発までの経緯、苦労、開発者の発想の豊かさと
こだわりが詰まっています。
そこには子供向けといって簡単に片付けられない、学ぶべき物があると感じました。
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by tokiwailm | 2005-09-04 22:26 | 読書録