「やっぱりサエない女は犯罪である」読後感
2006年 08月 19日
前は一部でしたが全体を読んだので通した感想を。
この本は第二作ということもあり、
前作の読者による投稿+著者のコメントという構成も含まれています。
ここを見るに、どうも「私の見つけたサエない女」報告であるだけでなく、
「厚かましい事をしても平気でいられる事に対する嫉妬」
が含まれているように思えてなりませんでした。
特に「(一部の)同人女はサエない」と言う話題がそうで、
その細かい観察、描写などは実際その業界にいなければできなさそうなものです。
大部分がその人となんらかの関係がある、あるいは身内からの報告っぽいのです。
子供関係もそうですが、そんな中、周囲の熱狂にも流されること無く、
「サエた女」としてふるまっていくのは結構しんどい。
そこから逃げている(?)「サエない女」に対する嫉妬、不満、
それに共感することもこの本の人気の一つなのかもしれません。
しかしこういった「サエない女」を断じ、脱却を薦めるのは道徳的に言えば
「人の悪口をいうのはほめられた事でない」、
「人の好みに口出しするのは余計なお世話だ」
ということになるのでしょうが、果たしてそれは間違っているのかどうか。
人間は何だかんだいって社会的な生き物、
実際に他人をやるせない気分にさせる以上、それを直そうというのが、
それによって自分が受ける損益以上に意味のあることなのかもです。
この本は第二作ということもあり、
前作の読者による投稿+著者のコメントという構成も含まれています。
ここを見るに、どうも「私の見つけたサエない女」報告であるだけでなく、
「厚かましい事をしても平気でいられる事に対する嫉妬」
が含まれているように思えてなりませんでした。
特に「(一部の)同人女はサエない」と言う話題がそうで、
その細かい観察、描写などは実際その業界にいなければできなさそうなものです。
大部分がその人となんらかの関係がある、あるいは身内からの報告っぽいのです。
子供関係もそうですが、そんな中、周囲の熱狂にも流されること無く、
「サエた女」としてふるまっていくのは結構しんどい。
そこから逃げている(?)「サエない女」に対する嫉妬、不満、
それに共感することもこの本の人気の一つなのかもしれません。
しかしこういった「サエない女」を断じ、脱却を薦めるのは道徳的に言えば
「人の悪口をいうのはほめられた事でない」、
「人の好みに口出しするのは余計なお世話だ」
ということになるのでしょうが、果たしてそれは間違っているのかどうか。
人間は何だかんだいって社会的な生き物、
実際に他人をやるせない気分にさせる以上、それを直そうというのが、
それによって自分が受ける損益以上に意味のあることなのかもです。
by tokiwailm
| 2006-08-19 08:47
| 読書録