「『自分の力』を信じる思想」の感想。
2006年 10月 21日
・勢古浩爾 著、“「自分の力」を信じる思想”、PHP文庫、(2001)。
自己啓発系の書籍です。
内容はタイトルにもある通り、「自分の力」に注目したもの。
現在世間に流通する人生の勝ち負けの概念、自分らしさ、などの思想を徹底的に考察し、
その中で生きていくために私達が考えるべき事、行動は何かを問う。
その著者の結論としての「自分の力」の概念とその活かしかたをまとめた本です。
裏表紙の著者略歴にもある『「ふつうの人」の立脚点』、
これがあながち偽りでない点に好感がもてます。
この本はほとんど自説の展開で占められていますが、
「自分ならどうするか」、「自分は出来ているか」などの表現が多く、
この手の本にたまにある「真理を語るオレはエライ!」的な嫌味がありません。
むしろ、こういう本にまとまっているという形ながら、
読者に問いかけ、共に考えて進んでゆくかのような雰囲気で、
自己啓発としてだけでなく、単純に読み物としても面白いです。
本格的に「ドーン」と沈んでいる人、バリバリ頑張りたい人には物足りないですが、
自分とは何か?やりがいとは?※という事を考えている人にはお薦めかと。
※しかしこの本の内容は「自分らしさ」「充実感」という言葉に否定的です。
その点にはご注意を。
自己啓発系の書籍です。
内容はタイトルにもある通り、「自分の力」に注目したもの。
現在世間に流通する人生の勝ち負けの概念、自分らしさ、などの思想を徹底的に考察し、
その中で生きていくために私達が考えるべき事、行動は何かを問う。
その著者の結論としての「自分の力」の概念とその活かしかたをまとめた本です。
裏表紙の著者略歴にもある『「ふつうの人」の立脚点』、
これがあながち偽りでない点に好感がもてます。
この本はほとんど自説の展開で占められていますが、
「自分ならどうするか」、「自分は出来ているか」などの表現が多く、
この手の本にたまにある「真理を語るオレはエライ!」的な嫌味がありません。
むしろ、こういう本にまとまっているという形ながら、
読者に問いかけ、共に考えて進んでゆくかのような雰囲気で、
自己啓発としてだけでなく、単純に読み物としても面白いです。
本格的に「ドーン」と沈んでいる人、バリバリ頑張りたい人には物足りないですが、
自分とは何か?やりがいとは?※という事を考えている人にはお薦めかと。
※しかしこの本の内容は「自分らしさ」「充実感」という言葉に否定的です。
その点にはご注意を。
by tokiwailm
| 2006-10-21 20:29
| 読書録